インプットと アウトプットのタイプ

クーラント圧がスライドのアクチュエーティン グ又は切れ刃の位置を制御します。送り速度 は絞り弁で手作業で設定します。スライド又 は切れ刃は内蔵された一式のばねで元の位 置に戻されます。 

この方法ではコンタクトストップソケットはフ ィクスチャーまたはワークに当たります。その 後、ツールアダプターはツール内に押し込ま れ、スライドが出るように制御されます。送り 速度は機械の軸で決まります。スライドの引 き戻しは内蔵された一式のばねで行います。
 

TOOLTRONIC は独立した駆動モジュ ールとして機械システムに組み込まれ たNC軸であり、誘導エネルギーと双方 向のデーター通信を持つ為、幅広い用 途があります。スライドのアクチュエーテ ィングはツール内のサーボモーターで 行います。

TOOLTRONIC のどの取り付け工具を使う かはそれぞれの加工の課題によって決まります。
​​​​​​​原則的にこれまでクーラント圧、コンタク トストップ及びドローバーで作動させる ツールはTOOLTRONIC でも制御作動させ ることができます。


 

スライドはマシニングセンタのＵ軸で制御し ます。送り速度はＵ軸を通して調整します。通 常はこの軸は回転軸であり、ＮＣ軸の全ての 機能を持ちます。 

専用機では中央のドローバー／プッシュロッ ドをスライドの作動又は切れ刃の位置決め に使うことができます。送り速度はＵ軸を通し て調整します。元の位置への引き込みは同様 にこの軸を使って行います（ＮＣ制御）。
 

ドローバー／プッシュロッドに斜めに歯を 刻んだセレーションの上を、ツールの中軸に 直角につけられた直線スライドが動きます。

加工： 

• リセス加工
• 輪郭加工
• 面削り
• ​​​​​​​スラスト ベアリング加工

 

直進スライドと同様の機能ですが、スライド 角度はツールの中心軸に対して90°ではあ りません。

加工：

• リセス加工
• 面取り
• ​​​​​​​テーパ削り 

 

旋回スライドは内部レバー機構を使用して 中央ピンを介して作動します。球面部は工 具自身の回転と旋回スライドの重ね合わせ た回転により加工が行われます。

加工： 

• 球面加工

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ロータリースライドはツイストシャフトとツ イストスリーブのコンビネーションでアクチ ュエーティングされます。この場合ツイスト シャフトの軸方向の動きはツイストスリーブ を通じて回転運動に 変えられます。ラジアル方向のストロークは スライドの偏心位置で決まります。

加工： 

• リセス加工
• 輪郭加工
• 面削り
• ​​​​​​​スラスト ベアリング加工

 

 

ドローバー／プッシュロッドにある傾斜面はデフレクションホルダ、ティルトホルダのカー トリッジのアクチュエーティングの役割を持ちます。ドローバー／プッシュロッドの位置によ り、ホルダーは該当する遠心円直径にセットされます。

加工： 

• 刃先磨耗補正
• 小さい輪郭加工
• ​​​​​​​リセス加工