MAPAL offers a wide range of floating holders for reaming operations on lathes.

フローティングホルダー

旋盤でのリーマ加工用


精密穴加工では、下穴の位置と工具軸中心の位置を合わせることがリーマの適切な加工に必要となります。旋盤でリーマを使用する場合、ツールホルダーと加工する穴との間の軸方向誤差を補正することがしばしば必要となります。この誤差は、マシンでのツール位置ずれの修正あるいはフローティングホルダーの使用によって修正することができます。マシンの熱膨張やタレットの回転する際の位置のばらつきにより常に位置ずれが変化する場合はフローティングホルダーは特に有効です。マパールのフローティングホルダーは、高速・高送り切削加工で最適な結果が得られます。
Floating holders from MAPAL compensate the angular misalignment.

フローティングホルダー

マパールのフローティングホルダーは、工具軸中心と加工穴の間の軸方向および角度のずれを補正します。このように外周振れとアライメントエラーが補正され、高い切削速度で最適な表面品質が確実に達成され、また工具寿命が延びます。

A compensation floating holder from MAPAL.

調整フローティングホルダー

マパールは、旋盤や多軸盤で最適な加工性能得るための調整式フローティングホルダーを開発しました。調整フローティングホルダーは、旋盤の主軸に対して中心にないツールホルダーと主軸に対して平行でないスライドガイド手動で調整することを可能にします。フローティングホルダーの半径方向の調整量はさらに
最小限に抑えられます。径方向の振れとアライメントエラーの補正では振動の発生がなく、長い工具寿命が得られます。内部クーラント穴により、リーマの刃先に最適なクーラント供給が実現します。主軸のアライメントエラーは、簡単に修正できる偏心ねじから直接調整することができます。

The picture shows a floating holder for multi-bladed reamers from MAPAL.

マルチブレードリーマ用のフローティングホルダー

フローティングホルダーは、マルチブレードハイパフォーマンスリーマの使用では大きな弱点があります。刃先ホルダーの機能と構造により、ツールの穴加工開始時は非常に低い切削速度を選択する必要があります。最初の数ミリメートルの加工後、ワークとマシンの加工状況に応じて切削速度を上げていくことが可能になります。特にマルチブレードリーマを使用した加工では、マルチブレードリーマ用のフローティングホルダーの内部メカニズムは、位置ずれに対する方向の補正、フローティング量および必要な切削力がホルダーの使用径範囲と工具に最適となるように設計がされています。特に切削開始時は、このような正確な調整が重要となります。調整によって、リーマ加工開始時においても高速の切削加工が可能になります。